ストレスとむくみの関係

むくみとストレスには、深い関係があります。

ストレスを感じることによって、人は体内に様々な影響を受けます。
その中のひとつが、自律神経です。人体には、神経が張り巡っています。そして、その中の自律神経は、臓器の働きを担う神経です。熱くなると自然に汗を出したり、走ると呼吸が速くなったりするのも、自律神経の働きです。食事の際に物を食べると、自然に胃や腸が働くのもそうです。自律神経というのは、全ての情報に対して、自然に反応して働き始めます。呼吸や体温調節、消化や排泄や代謝等は全て、この自律神経によって行われています。

自律神経は、交感神経と副交感神経という、ふたつの神経から成っています。

交感神経は緊張を、そして副交感神経はリラックスをつかさどっています。例えば、大勢の面前で話をするというような緊張する場面に直面すると、大きなストレスを感じます。すると交感神経が優位に立って、血管が収縮します。
そして話が終わり緊張がとけると、少しづつリラックスしてきます。そうすると今度は副交感神経が優位に立って、血管が拡張するのです。血管が収縮と拡張を繰り返すことにより、血液やリンパ液は、体中を巡っています。

交感神経神経優位になると

しかし長くストレスを感じていると、交感神経が優位に立ったままになります。血管が収縮したままになってしまうのです。そうすると、血液やリンパ液の巡りが悪くなり、それがむくみに繋がります。

むくみの原因の中の1つに、水分代謝があります。体内の水分量を、常にコントロールしているのです。しかしストレスを長く感じていると、ストレスホルモンである、コルチゾールが増えてきます。このコルチゾールの作用で、水分代謝のコントロールが上手くいかなくなります。つまり、体内の水分量の調節が、出来なくなってしまうのです。

ストレスを感じることによって

自律神経が乱れ、それが原因となって、顔や体にむくみが現れます。また、このコルチゾールが増えると、筋肉を構成するタンパク質が削り取られて、筋肉が痩せ細ってきます。これもまた、むくみの原因となります。

デスクワークでむくみ

人間は、動脈により、心臓から体中に血液が送られてきます。しかし、脚の筋肉が痩せ細ってしまうと、送られてきたこの血液を、心臓に送り返す力が弱まってしまいます。すると、血液中の水分が足に溜まってしまいます。それが、むくみに繋がります。長時間、机に座ったままの作業をしていて、脚がむくんでしまったという経験は、誰にでもあると思います。そういう場合には、ゆったりと入浴をしたり、運動をしたりと、ストレス解消の方法を考えてみてください。

岡村 たくや
院長
武蔵小金井の整体院院長。
国家資格者(鍼灸マッサージ師)
20代での2度の脳腫瘍から快復→ 施術家の道へ  
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