女性なら誰でも、小顔になりたいという願いがあります。
最近では、若い男性のあいだでも、小顔になりたいという人が多くいます。
小顔になるというと、見た目の美しさだけを求めているように思われがちですが、そうではありません。
小顔になるためには、体の基本的な部分からの健康が不可欠なのです。
小顔とむくみには、大きな関係があります。
いくら小顔マッサージやエクササイズをしても、顔がむくんでいたのでは、どうしようもありません。
ですから、小顔になるためには、まず顔のむくみを取ることが重要な問題になります。
むくみは、水分と大きな関係があります。
しかし、水分を多く摂ったからむくんでしまう、というものでもありません。
人体の60パーセントは水分です。そしてその水分は、血液の中にも含まれています。
血液の中の水分が不足すると、血漿(けっしょう)量が減って、血球の割合が増えます。
そうすると血液は流れにくくなり、ドロドロになってしまいます。だから水分の不足は、血液にとって大敵です。
夏場の水分補給、または入浴前後の水分補給、朝起きてすぐの水分補給が大切だとよくいわれます。
それは、血液中の水分量に問題があるからです。
しかし、水分とむくみとの問題となると、それだけではありません。
むくみには、水分代謝が大きく関わってきます。
体の中にある60パーセントの水分量は、勿論、年齢や個人によっても差があります。
しかしその水分量は、1人ひとりの健康の目安にもなります。
人は水を飲んで、排尿して、汗をかきます。
体の外から中へ、中から外へという循環を、常に繰り返しています。
夏は多くの水分を摂り、そして多くの汗をかきます。
秋や冬は、あまり水を飲むことはなく、汗もかかなくなります。
季節や周囲の環境によって、補給する水分や排出する水分は、大きく変わります。
この水分を体内に吸収したり、体内から排出したりする水分移動が、水分代謝です。
この水分代謝が正常であれば、むくみが起こることはありません。
しかし水分代謝が悪くなると、即座にむくみが現れます。
体に水分を保つ保水力は、若さのバロメーターともいわれています。
肌細胞に水分を溜めておくことは、弾力のある肌を保つために、とても大切なことなのです。
でも、それなら水分を多く摂ればいいのかというと、水分の摂り過ぎは要注意です。
あくまでも水分代謝が大切なのであり、体が適度な保水をしていることが重要なのです。
それが健康に繋がり、その健康が小顔へと繋がっていきます。
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